宝塚歌劇という文法。 宝塚・花組『ポーの一族』
初めての宝塚
正確には2回観たことがあるんですけど、一回は小学生の時叔母につれてってもらったのですが、確かノイシュバイタイン城の話だったような?気がするだけでぜんぜん覚えていない。
二回目は高校が兵庫県の学校だったので確か芸術鑑賞か招待があったのか何だったかで鑑賞。
お芝居のパートは全く覚えておらず、箸が転がっても笑ってしまう時期だったのでレビューでの衣装の奇抜な、多分羽飾りの揺れ方がツボに入ってしまい友人たちと大笑いした記憶だけ。嫌な客だな。過去の私、絶対一緒に見たくない。貸切公演で本当に良かった。
というわけで(自主的に見に行った)はじめての宝塚。になります。
観る前からテンションが上がる
で、今回10何年ぶりに観た宝塚。豪華絢爛でびっくりした。まずはホール!
真っ赤な絨毯を歩き進めるとレストランやジェラートやはん、お土産やさん、ギャラリーなんかもあって楽しい。
チケットをもぎってもらったらお正月だから?ポストカードをくださいました。1日だと紅白饅頭がもらえたみたい。すごい。
ロビーが広い!軽食も売ってるバーがあるし、立って食べるテーブルとかも何台もある。
今回のポーの一族のテーマが自動演奏のピアノで鳴ってる。もうこれだけでテンション上がります。
パンフレット(プログラムって呼び方)が1000円で感動。安いー… 普段だと2000円以上するもんね。
座席、SSがとれずSだったんですがど真ん中でめちゃくちゃ見やすかった!
座席が互い違いだし、緩やかに傾斜があるので見やすい。ただおば様方のお香水がかぐわしくて臭いに敏感な方はマスクいるかも?
開演の直前、SNSにあげないなら舞台を撮影してもオーケー!薔薇の背景の前にどどんと大きいポーの一族の看板。はじまりからドキドキワクワクさせてくれる。すごいぞ宝塚!
原作が好きすぎて。
そもそもなぜ今回宝塚を観たかというと、原作の『ポー』が好きで、萩尾望都作品が好きという理由があります。萩尾さんの作品は野田秀樹「半神」、Studio Life「トーマの心臓」等で何度か舞台化されていますがタイミング合わず…というか正直そこまでモチベーション上がらずっていうのがあって未見。
思い入れが強すぎるとメディアミックスを敬遠してしまう…と云うおたくあるあるだったんです。
しかし今回萩尾先生御自ら待望されていた小池先生の演出、しかもビジュアルが最高じゃないですか!というわけで一発発起したのでした。
豪華絢爛、宝塚流アレンジのポー
ストーリーはほぼ原作通りで、エドガーがバンパネラになり、アランを仲間に加えるまでをほぼ時系列的に見せてくれます。よって原作より理解しやすいものとなっています。
ポーが宝塚で上演されるまで25年間もまたせたのかというとストーリーにロマンスがほぼないこと、少年を主人公にしていることなどが大きかったようです。しかし今回明日海りおさんという少年性が強い方がトップに現れ、時代も変わってきてゴーサインが出たと。
そして私は昔ミュージカルが苦手だったんですが、今はジャージーボーイズ等をはじめとした素晴らしい作品に出会えたためミュージカルが好きになっている。なんと幸福なタイミング!
ストーリーはほぼほぼ原作通りと言いましたが、演出が宝塚的なのですごくエンタメ作品になっています。原作はヨーロッパ映画のような雰囲気なんですけど、ハリウッド映画になったような感じ。
まずセットがバンバン変わるし回る。豪華のホテル、学校、お屋敷、バラ園……
昨今の2.5なら全てを映像で済ましてしまうかもしれませんが、宝塚は建つ。建っては引っ込み建っては回りを繰り返します。(この引っ込むのが袖に引っ込むだけじゃなくて奥や奈落に引っ込むんですけどあまりのスムーズさにビビりました。仕組み知りたい…)
きわめつけはラストシーン。アランとエドガーが旅立つシーンでゴンドラが上下左右に動く動く!これはちょっと動きすぎで笑いそうになりました。
文脈に則るということ
しかし開幕すぐ、エドガーが登場し歌ったところだけで涙がうるっとしてしまった。
好きなキャラクターが舞台に立っている!それだけで泣いた!という話を「ふーん」とか、「いやどんだけだよ」と思ってたんですが、10年以上も前から知っていたエドガーが圧倒的な美しさと歌声をもって降臨した姿を目にし、完全に陥落しました。
明日美さんのエドガーは皆さん「完璧!」とおっしゃられますが、おっきいし(当たり前です)少し明るい印象。華やかすぎる。でもそれがこの演出、豪華絢爛な宝塚にぴったりだと感じました。
漫画を舞台にするってこういうことだよね。こういう楽しみ方があるよね。ってことを改めて感じさせられました。
ビジュアルを宝塚の文脈でとことん突き詰めて原作に寄せ、演技や演出も宝塚の文脈でやっているから違和感がない。「ああ、これは宝塚の世界のエドガーなんだな」と納得できる。
2.5でもそうですがその作品、その舞台演出の文脈に則ることって大切だと私は思っています。
よくアニメと声が違うから無理!とか全然顔が違うとか話を聞くけど、モノマネやってるんじゃないじゃん?って思います。
アニメにはアニメの
漫画には漫画の
演劇には演劇の文法がある
その点今回のポーの一族は宝塚的な文脈に則って原作をそのまま舞台に落とし込み、ドラマティックに仕上げていて、拍手が止まりません。プロの仕事を見た。これが100年続くエンタメの殿堂たる所以かと納得しました。
またきになる原作があれば見たいなーと劇場を後にしました。
まさか誘われて一ヶ月足らずで「ドクトルジバゴ」を見るとは思いませんでしたが…笑
地獄。『私のホストちゃん』REBORN〜絶唱ミナミ編〜
観劇感想が溜まっている。黒執事とポーの一族と、ドクトル・ジバゴをみた。しかしその前に書きやすいっていうか、ペン取らないとと言うか、オタクとして言いたいことがあって、今まだ熱量があるときに!と思ってこの記事を書いている。
若手俳優グループで、ホストちゃんの感想がかなり好意的なブログが多く、その感想の殆どが、「ホストちゃんやだやだって思ってたけど、楽しい!」というものでかなり肯定的だったことに驚いた。
結論から言うと私はホストちゃん、大っ嫌いだしはやく終わってほしいなって思っている。
行く前が地獄
「ホストちゃん、◯ね・・・」
去年、小林亮太くんが発表されたときから毎日とは言わないが話題が上がるたび、見かけるたびに私はつぶやいていた。
小林くんは若干19歳で、ついこの間高校をでた子。仮面ライダーアマゾンズのマモル役があまりにもかわいくて、好きになった。アラサーの私にとってあまりに年下の彼はさながら自分の子供のようなきもちで応援している。
ツイッターの更新やブログの日記もマメで、ファンへの感謝も忘れず、朝のZipでもキラキラの笑顔を振り撒いていて、文句がいいようのない子。それが小林くん。
研音という大きな事務所の次世代若手グループの彼。アマゾン以降も良いお仕事が続くといいなと思っていた。そんな矢先にホストちゃん。
オタクは激怒した。
よりによってかの悪名高いホストちゃんに出演することに。
若干19歳の男の子にホスト役をさせることに。
おそらく若い子が多いであろうファンにお金を積ませようとさせる部隊に出させる事務所に。
そんなに嫌なら観なきゃいいと思うでしょ?そんな選択はおたくにない。
行って怒るか行かないで怒るか。怒る権利があるのは行くおたくだけだ。
そんなこんなで、行くことにした。でもどうせ行くならトップにしてやりたい。ツイッターを検索したら名古屋楽で企画が上がっている。ココに行くしかない。チケットをとった。
ラブというぬるい言い方にしているが所詮これは金だ。
金で、推しをナンバーワンにするのだ。くそだ!くそだけど、一位が取れなくてしょんぼりする小林くんは観たくない。どうせならたっぷり小林くんがみたい。埋もれている小林くんじゃなくて、センターで笑う小林くんが見たい。結局踊らされてるじゃないか!くそ!こんな気持の堂々巡りが当日まで続いた。
行って地獄
そんなこんなで名古屋楽、仕事を猛スピードで終わらせ早引けして新幹線に飛び乗った。ゆかりせんべいか赤福でも買って帰りたかったが全くそんな時間はなかった。滞在時間約4時間。悲しい。前日に麻璃央くんが食べていたラーメン食べたかった。
劇場に着くと、トレーディング系のグッズをロビー?というか広場になっているところで露天商みたいにして地べたにすわっているファンがたくさんいた。スケッチブックに「求・〇〇・定価もしくはラブ」と書いてある。皆必死だ。
雰囲気もいつもと違って、派手な人が多い。だいたい若手俳優系の舞台の客層ってもさいいかにもオタク女子4割、普通の人4割、おしゃれな人1割、派手だったりリアコっぽい格好の人1割位の割合だと思っているんだけど、今回は派手な人が5割くらいに見えた。これはホストちゃんという演目がそうさせているのか、それとも出演者が音楽系の人が多いからなのかな。名古屋の人が派手なのかな。誰か教えてくれ。
観て地獄
本編はまあ他愛もない、大阪の2つのホストクラブが対立してナンバーワンどっちや?みたいな話。雑。
作りがテレビのバラエティ的で、その瞬間瞬間を歌と笑いで支える。話は適当でいい。最後にはなんか事件があって、誰かが死にかけて、それを当日のナンバーワンが歌とダンスのレビューで助ける。そんなつくりだった。
退屈ではないけど、熱狂するようなものではないし、何回も観たくないなと思った。
悠未ひろさんが宝塚のセルフパロをする一連のシーンだけ何度かみたいなと思えたけど、わらいを取る担当の甘王、阿倍野ハルカのしつこいアドリブがきつくてしんどかった。
小柳ゆきは懐かしいなと感じながら聴いた。うまい。演技は棒。三ツ矢雄二先生があまりにも体型ドラえもんでかわいかった。
くどきシーンは大したことなくてほっとした。前前作のdvdですごいベタベタ触ったりする俳優が何人かいて貧血起こしかけたけど、そんな人はいなかったかな。小林くんはぶりっこしていた。あざとい。かわいい。でも推し以外の口説き、楽しくないので暇だった。
小林くんの出番はまあまあぼちぼちってかんじ。衣装がうさみみだったり、薄いグレー?のスーツだったから目立ってよかった。あざといのかわいいけどもっとやっても良いんじゃないかなー。
小林くんがナンバーワン取れなかったらまた観ないといけないのか?!きついな。と思っていた。幸い小林くんはナンバー1を取り、無事センターで白スーツをつけて歌って踊ることができた。
小林くんは目をうるうるさせて、全力のダンスを魅せてくれた。可愛かった。
歌が下手でずっこけて笑った。欠点がないと思っていたので一個見つけられてよかったと思うくらいだった。声量も、他の舞台経験者に比べて少なくて、パタリロまでにがんばってくれーと思った。(もう意識はパタリロ)
ナンバーワンとか、神セブンっていって上位7名を選出した後に、その他のホストのことを甘王とかいう支配人役の人が
「お前らは屑だ!クズホストだ!」
みたいなことを言ったんだけどものすごい嫌悪感が襲った。これを小林くんは毎回言われてるのか?!と思うと目眩がした。役だからとか、演劇だから納得できるかというとそれは否だ。
「リアル指名」というシステムが有る以上、これは俳優と、俳優のファンに責任があるのだという言葉に違いない。そしてその言葉にオタクは傷ついて、怒って、またお金をかけてしまうのだ。どうしたって誰かは絶対クズ呼ばわりされるのに。最悪だ。悪のスパイラル。
今回の舞台、知ってるのが米原こーちゃんくらいだったんだけど、彼はまだ1位とれてないみたいでびっくりした。神セブンには入ってるみたいだけど、票が別れているのか、本人もファンも気が気じゃないだろうなと思ってしんどかった。米原くんはスレイジーで観て面白くてダンスも歌もうまくて好きだったんだけど気のせいなのか、ホストちゃんではあんまり輝いていなくて悲しかった。米原くん、ホストちゃんにもう出ないほうがいいんじゃないかなと外野ながら思ってしまった。もっと輝ける場があるよ。無責任な言葉だけど。
本当に企画日に行ってよかったと思っている。企画してくれた人ありがとう。私は弱いオタクだし、面白い舞台はたくさん見たいけど、面白くないものはたくさんみたくないスタンスでいるので、これ以上は観ません。
小林くんはクズじゃないよ。本当に素敵な人だよ。
どうか彼が傷つかず、長い芸能生活のほんの一瞬の出来事の用に感じてくれていますように。そう願わずにはいられない。
どうかこのリアル指名システムが何らかの法にふれるか、鈴木おさむが法に触れるかなんかしてホストちゃんが終わりますように。すすきの編を匂わせていたけど潰れるか大赤字になってくれ。
以上、弱いオタクの怒りのボヤキでした。
興奮の4時間は回転す。『髑髏城の七人season月』
2018/1/28 上弦キャストについて加筆修正
www.tbs.co.jp
年末に生で下弦を、昨日一昨日とライビュで上弦と下弦を観てきました。
観劇が趣味のくせに初の劇団☆新感線。
感想は最高に面白かった!!です。2017年の舞台納め、この舞台で本当に良かったー!
上弦はライビュのみなんで、演出的なことは年末に見た下弦メインで書いていこうと思います。(演出自体にそんなに違いはないです。)連続してみることによりそれぞれの良さがわかってよかったです。
回転する客席について
事前情報をあんまり入れずに観たい派なので舞台が回転するとギリギリまで思ってた私。なるほど、客席が動くんだ?!とびっくりした。劇場が寒いとか見難いとは聞いていたんだけど、4列目のいい席だったためそんなに気にならず。ただ前に大きい人が座るとかなりきついかな?とは予想できました。
丸い客席の周りにドーナツ状に舞台があって、開演までは幕代わりの扉?が全部を覆っている。シーンごとに客席が回転し、扉が開いたら荒野になったり色街になったり髑髏城になったり。
これがアトラクションみたいで楽しい!ただ回転してるときに目の前の画面いっぱいに映像があるため酔いやすい人はきついかも。私は何度か目を閉じた。
スピード感重視の演出
約4時間ときいて耐えられるか?!とおもっていたんですけ度全然問題ない。むしろ早い!1時間半の1幕があっという間だった。観終わった後もう一回みたい!とすぐに思ったくらい。
とにかくテンポがいい!友人はもうすでに数十回みてるらしいんですが、全然飽きないとのこと。スカッとするし、お遊びも少々、登場人物も多いから前後ろ真ん中いろんな席で見たくなる。
!!!!!!!!ここからネタバレします!!!!!!!!!!!!!!
続きを読む生のイベントとしてやる意味「MEN ON STYLE2017」
2016年の年末から毎年年末はハンサムライブとメンオンスタイルを見るんだ!と決めていた。
年末怒涛のイベント舞台ラッシュ。締めを飾るのはこのイベントでした。
「MEN ON STYLE2017」。以下メンオンとします。(メンスタっていう人もいるけど私はメンオン派)
1昨年、去年の仮面ライダーの2号ライダー・瀬戸利樹くん、仮面ライダーアマゾンズのモグラアマゾン・小林亮太くんの所属する事務所、研音の若手俳優を集めたイベント。去年から生き始めて、去年はアシスタント扱いだった小林くんが出演ということで楽しみにしてました。
どんなイベントかって言うとざっくりいうとイケメン忘年会です。
研音所属の若手俳優が歌ったり踊ったり、コントをしたりして楽しませてくれるイベント。
こう書くとアミューズのハンサムライブ(一昨年はハンサムフェスティバル、去年はハンサムフィルムフェスティバル)みたいなんですけどすみません正直そっちと比べると規模もやってることもしょb…(自主規制)くなるので普段映像メインで活躍するイケメンがきゃっきゃ楽しくしているのを見に行くイベントだと思っていただけるといいですかね。
実はハンサムも行く予定だったのですが、初日を見た友達の「推し(私は渡部秀くん目当て)がいないならやめたほうがいい!!!!なんか他に見たいもの見つけてチケット手放す方がいい!!!」という嘆きを聞いて急遽ドッグファイトを見に行く…(まあまあ面白かった)という事件?もあったためハンサムは未見。
話を聞く限り今までのハンサムではなかったと。ハンサムって、推しがいたらそりゃあたのしいけど、いなくても楽しいイベントだなって認識だったのですが、今年は違うと。
普段舞台や映像で観てる若手俳優が舞台で、生で踊ったり歌ったりするのが楽しいハンサム。
それが今回は映像メインで、しかも鈴木おさむによる「おまえらこういうの好きなんだろ?」という上目線の演出の数々。申し訳程度のライブ(これも俳優側の提案で本当はなかったそうな)っていうハンサムという名を冠したハンサムじゃないイベントになっていたとか。以上友人二人談。
友人ではないですけど、レポがあったので引用。
観てない私は文句いう立場じゃないけど、なんだか寂しい。
でも我々がハンサムには期待に胸を膨らませてしまいすぎなのかな?とも思う。あんなの慈善事業でしょ?!てくらいいいイベントだもんね。アミューズの俳優皆好きになっちゃうもん。
とまあハンサムの話はさておき。
メンオンはね、そんなに期待してなかった。
一昨年も歌もダンスも微妙で、コントもまあまあしょうもない。
でも皆が必死で踊ってるのが可愛くって、何より楽しませよう!ていう雰囲気作りがよかった。
ハンサムが20人位出てるのに対し、こっちは9人なので推しも迷子になりにくいし、研音の俳優皆かわいくてかっこよくて好きになって帰ってこれた。
福士くん(福士蒼汰)はあの福士くんや!て感じで興奮した。皆をバーターでだしまくってください。
たすく(永瀬匡)はラップしてる姿が完全に怖いパリピ兄ちゃんで「怖い怖いw」って言いながら観てたけど年少者へのいたわりとMCのうまさ、盛り上げがうまくて考えを改めました。あなたがいないとメンオンはぐちゃぐちゃになります。
じんぎ(入江甚儀)といっちー(市川知宏)は完全にギャグポジで面白すぎて、二人が仲良すぎてかわいすぎた。関西でじんとものイベントするときはぜひいきたい。
利樹(瀬戸利樹)は末っ子ちゃんオーラ爆発・おばか爆発で最高にかわいかった。同じくおバカ同い年の涼介(山本涼介)とコンビ組んでくれ。やませとイベントしてくれ。
上杉柊平もラップが怖かった。竜星くん(竜星涼)はスタイルがよくて耳がデカかった。宇宙人だった蒼山真人はこのイベントを最後に引退してしまったけど何してるんだろう。
皆顔も名前も覚えられて、それぞれいいところが見れて楽しいイベントだった。終わったテンションでdvd予約するくらいには楽しかった。
で、今回。
恐ろしいことにその、いいところがすごくかき消されてしまっていた。
一緒に行った友達と、何度も顔を見合わせてしまった。
ちなみにメンバーは福士くんと蒼山くんアウトの亮太くんインです。
何がいけないって今回「客席参加型」って聞いたときから嫌な予感がしてたんだけど、本当に良くない意味で客席参加型だった。
具体的に言うと、ランダムで選んだお客さんを二人あげて、その人を舞台にあげて、その人の横でメンオンメンバーが歌うってやつとか、本当に楽しくなかった。棒立ちの素人みて何が楽しいんだろう?オタクの顔なんかみたくねえ。
よく歌ってる歌(なんだっけ忘れた)の振付をファンに踊らせてその写真を募集し、スクリーンに映し出す演出。だからオタクの顔なんかみたくねえって!!!
あと一番ずっこけたのが、ファンに「してほしいこと」を募集して、それに一人ひとりがチャレンジするってやつなんだけど、とにかく面白くない!!!
まず最初の涼介がチャレンジするのがスプレーアートなんだけど、劇場でスプレーはできないから外のロビーにいって、それを中継するんですよ。意味わからん!なんで劇場きて映像見なきゃいけないの?!
亮太くんに至っては、ファンが「親に感謝するために料理するからそれを手伝ってほしい」というリクエストに答えたんだけどそれがVTRなのね?!いや、企画としてはいいと思うんだけどそれ、ここでやる意味ある?!てかんじ。有料の研音サイトで放送したらええやん…ダンス得意なんだからダンス見せてよ…
ナマでやったイッチーの落語は楽しかった。
竜星くんのパリコレはかっこよかったけど女の子を一人連れ去って影絵状態で抱きしめる?みたいなやつは完全に蛇足…夢女皆死ぬで。オタクの気持ち考えて。
利樹のピアノは生だけど見せ方が悪くてなんかあんまり…柊平とたすくはラップだった。去年もやったやん。まあいいけど。じんぎのあれは…なんだ?アナグラムと称していろんな文字を組み合わせて単語使ってたけど本当に意味がわからなくて虚無だった。
そのチャレンジの後、写メで録っていい時間があるんだけど、そんなのいらないんですよ!それより画質の良いレポだしてくれたらそれにカネを払うから!!!
今回の主な敗因としては映像が多いこと
ふだん映像で見てる子達が生で頑張ってるの見るのがいいイベントじゃん?なんで映像にするの?
このチャレンジコーナー以外にも、バカリズム脚本のコントがあったんだけどそれも映像メインでさ。これ全通した人すごすぎない?!私には無理。
あと前もあった大御所コメントまじいらん!
しかも今回は映像…もう少しで別に好きでもなかった反町を嫌いになるところだった(反町も別に出たくないと思うし反町に罪はないのに…)
あとこれは演者への文句になってしまうんだけど皆踊れないからか小道具として椅子が用意されててよく座らされてた。(関係ないけどスレイジーのブルームとオッズじゃん!)それが位置によって全然見えなくて残念…
下手くそでも良い。必死に踊れ!
何が悲しいって亮太くんがすごい楽しみにしてて、踊りも凄い頑張ってたのにひとりだけうますぎて悪目立ちしてたことだよ。
せめて皆本気で踊ってくれ。いや本気なのかもしれないけど。踊れないならせめて笑顔見せてくれ。
利樹も去年の年下子供ポジをやめてて、かわいさが半減してて残念。もっとぶりっこして!!!
その代わり涼介がなぜか謎の子供ガエリしててずっといっちーに話しかけてたりして大型犬みたいで可愛かった。糞ガキ涼介かわいい。
しかしたすくのMCでもってるようなイベントだったな。盛り上げるのがうまい。あれはどこで養ったの?!やっぱりパリピだから????たすくはオタクに優しい。有難う。来年もよろしく。
亮太くんは笑顔絶やさずダンスも素晴らしかったのでいい舞台でそのお姿を見たいです。
ホストちゃんとパタリロ楽しみにしてます!!!
あ、面白かったのはハートの風船が最後落ちてくる時全部通路に落ちたからまったく盛り上がらなくてオタクで前の方や後ろに投げてあげたんだけど皆半笑いだったことかな…
研音さんへ
来年やるときは学芸会でもいいから生でやる意味のあるイベントにしてほしいです。
あとタグつけまくりの寒いノリのツイッターとインスタやめてほしいです!
後本当これ余談だけど、ファンのマナーがあんまりよくないんだよね。
若い子が多いから?なんか某俳優のファン、自分の推しがきたら凄いうちわでアピールするけどその他が近くに来ても無視・おしゃべり・着席で気分悪かった。おい!お前が俳優のイメージダウンさせるんだぞ!!!
今更感想『真剣乱舞祭2017』
今更真剣乱舞祭の感想なんか書いてみる。
しかもなんにも大したこと書いてない。健忘録です。
年末のことだからもう正直記憶が曖昧なんだけど 笑
確かこの時、月刊のイベント後に結膜炎にかかられたことがショックで(別にオタクのせいじゃないと思うんだけど)、刀ミュのなんていうか、ファンサがあるライブこそ最高で楽しい!みたいな雰囲気がもともと苦手だったのにそれがメインのイベントに乗り込むのが気が進まなかった記憶。
それでも太田さんがでるしまあ二枚はチケットをおさえていた私。懲りません!
行かない後悔より行く後悔。だって私はオタクだから。
で、まあ結果正直楽しみました!
いやー目が足りなかったです。
太田さんや麻璃央くんが好きなのでいっぱいでてきてくれて嬉しかったー!
毎回化粧がいいなって感心するんだけど本当に皆いい感じにキャラメイクしてもらってるなあ。
前回のつはもののときも思ったけど膝丸のビジュアルがいい!パフォーマンスがいい!!もうね。床での動きとか、重力を感じるダンスがド好みだった。
兄者の三浦くんがバレエで重力を無視した感じのふわっと華麗な踊りで、弟が重心の低い、ブレイクっぽいダンス。対比が出ていい!高野くん、歌って踊る舞台にでてくれーす、スレイジー(終わったよ!)(LikeAならワンちゃんある?)
しかし噂に聞いた虎徹三人の音外しっぷりは耳を疑いました。やばい。不協和音がすぎる。
なんでここまで歌えない人たちをミュージカルに出すんだろう?舞台でいいじゃん…刀ミュ長期拘束・ライブも二回目でこの破壊力だったら成長がほぼほぼ見えないやん?!いや確かに三人共スタイルよくてお顔もいいんですけど…なんかもっと…歌って向き不向きがあるからさあ。
なんかとにかく1部の話が退屈でだらだらとしてる。
ライブは楽しい(歌が上手い人のところは。)
ファンサシーンやめてほしい
っていうのが私の刀ミュへのだいたいの印象なんですけど、その1部がなくってライブだけ。ってのがよかったです。ほぼほぼストレスフリー!
歌って踊って、少しお話(百物語)する。ってのが今回の真剣乱舞祭の大まかな内容なんだけど。
それくらいの容量でいいんじゃない?2時間半もいらんから、1時間ライブと少しの小話でいいよ。って改めて思ってしまった。まあそれだとミュージカルっていうかライブになっちゃうからだめなんだろうけど。
しかしファンサ乞食になってるおたくみるのもそれに振り回されてる俳優見るのもしんどいので、もうそろそろ刀から推しを開放してほしいなっていうのが正直な気持ち。出続けても別に得るものもなくない?と思ってしまう。
こういうことかくと高尚舞台ババア黙れって思われそうだけど。うるせー!こっちは推しのいろんな顔やいろんな役がみたいんだよ!!!
まあでも太田さんの村正はちゃめちゃキュートで何よりこの広い会場で歌声が響き渡るのが最高だったし、麻璃央くんの三日月の抱きしめたいー!(ハグのポーズ)でお前を抱きしめたいよ!と興奮したし、高野くんのパフォーマンス力にただただ手を合わせたので気分良く帰りました。
一年に一回くらいならこの祭りもいいな。(しかしいつまで続くんだこの刀バブル?)
2017年は出戻りおたくの年でした
真剣乱舞祭のことを書こうと思っていたのに、気づけばいろんな舞台を見続け記憶がだいぶ遠のいてしまった。これ年内に書き終えられるのか?と思いながら書いてます。
12月ってなんでこんなにいっぱいイベントがあるんだろう? 2016年は確か冬映画舞台挨拶、ハンサムライブ、メンオンスタイル、スレイジー、スレイジーライブと楽しいことだらけで永遠にこの12月にいたいとか言ってたな。
さて今年も12月だけで真剣乱舞祭、ドッグファイト、髑髏城の七人ー下弦の月、メンオンスタイル、と見続け、2017年の観劇は笑う吸血鬼でしめました。
どれもそれなりに楽しめたんですけど、いやー、『髑髏城の七人』がおもしろかったー!
私が見たのは下弦のバージョンだったんですけど、なんと4列目センターよりでまあまあ視界良好な席で見せていただきまして、いやー浴びた。面白すぎて、基本推しごと以外では遠征したくないんですけどしそうな現在です。ライビュで、上弦は見ようと思っている。
それでなにがよかったって鈴木拡樹くんの天魔王ですよー!!!最高にかっこよかった!!
実は若手俳優にはまってすぐに推してたのは鈴木さんだった私。いや、今も好きなんですけど、でる作品作品が全然合わないことが続いて、なんとなく推さず、太田さんやもう一人の元推しの舞台に通うようになったのでした。
でも今、『髑髏城の七人』という日本のエンタメの最高峰では?!というべき作品に堂々と立ち、圧巻の存在感を放つ鈴木さんを見て、またできるだけ作品見たいなと思わされました。また…またみたい役者が増えた。推し戻りか…?
そして戻るといえば。
長らく舞台界隈のおたくをしてますが、並行して2次元のおたくだった私。
しかしここ四年いわゆる若手俳優のおたくになってからは漫画・アニメのおたくはほとんどお休み状態でした。しかしこの夏黒子のバスケの舞台を見てから戻ってきました。黒バスのおたくに…
今の流行りのジャンルでなくなんで連載終了した作品のおたく二戻ってるんだよ?!と自分でも謎ですが、連載終わってもグッズやイベント、あとは舞台も続編が決まっているので毎日楽しいです。この間はjワールドに行ってきました。ジャンプってすげえ!ありがてえ!
そして2次元は裏切らないのがいいですよね。黄瀬涼太くんは炎上しない。
戻りではないですが新しい推し…というか応援したいなーと思える人も見つけました。
黒羽麻璃央くんです。これまた今更?!って感じでやばい。
しかし私の友人も今年いきなりジャニーズWESTにはまったり、PrizmaXにはまったり、全然推しが増えない子がテニス3rdの子にはまったりして、これまた今?!ってタイミングなのでもしかしてそういう星の巡り合わせだったのかもしれませんね2017年。
去年に続いて大河も面白かったし(毎週泣いてる時あった)、仮面ライダーもエグゼイドの後のビルドも楽しく見ている。
カルテットにもはまったし、監獄のお姫様も楽しかった。なんかいつになくテレビみてた。
いろいろ戻ったりしたけど変わらずに太田さんのおたくしてたいな。
いやあ金が足らねえ!
でも楽しい。2018年も面白い舞台が見れたらいいな!
ありがとうございました!ぎりぎり!
年末・最近のもろもろ・接触苦手説
12月はさすが師走といったもので、どんどん毎日が過ぎていく。
前回エントリから月刊のイベント、レディ・ベス、ライダー冬映画、真剣乱舞祭などまぁまぁ盛りだくさんのエンタメライフを楽しんでいた。
そして情報解禁などもたくさんで、映像推し?の小林亮太くんがパタリロに出ることになり、もしかして事務所は舞台方面で売るつもりなのか?!とドキドキしながらも楽しそうな舞台なのでウキウキした気持ち。(前の発表がホストちゃんで心が死んだのを帳消しに。ありがとうありがとう)
黒子のバスケの舞台が発表されて、新キャストに来てほしいなーと思っていた鮎川太陽くんが登場して湧く。太陽くんの紫原くんどう考えてもベストマッチでしょ?!
そして赤司くんの誕生日に、赤司役のキャストが発表。なんと糸川耀士郎くんだった。予想の斜め上だ!
糸川くんは幕末ROCKでチワワみたいだなとか、中学生みたいな高杉だなって思っていただけにまさかの抜擢で驚いた。
キセキの中でも背が低めで、それでも圧倒的に帝王のオーラを放つ赤司くんを糸川くんがどう演じるのか、化けるのか、楽しみで仕方ない。
ところで海常…黄瀬くんは…黒羽麻璃央くんはでますか?泣
レディ・ベス。
三井住友カードの招待で親戚と一緒に。梅芸の三階は初めてだけど真ん中なら見やすいですね。
しかし空調が暑過ぎて休憩で2枚脱いだ。熱い空気は上がる。
お花様は流石の女王様で、ゆんフェリペはお上品でエロくてよかったです。歌は流石に満足。しかしストーリーがあんまりだったなぁ。どうしても映画と比べて、ドラマが薄く感じてしまう。
ライダー冬映画。
去年に続き良いクオリティの映画だった。先輩ライダーが現二号ライダーになぜ無償でヒーローなんてものをするのかを、言葉でなく行動で示していく過程が丁寧に演じられていた。
2011年の仮面ライダー、オーズ役の渡部秀くん、相棒のアンク役の三浦涼介くんの舞台挨拶は感慨深かった。また揃って二人を見れるなんて思ってもなかった。しかし渡部秀くんがあまりに太っていてショックを受ける。いやかわいいんだけど。
18歳の時のキラメキは消え、どーんと構えたくまさんみたいであった。まぁ先輩ライダーとしてはありなのか?福士くんは変わらずかっこよかった。
太田さんは月額のファンサイトをオープン。
3桁代の会員番号で嬉しい。デジタルじゃない会員カードみたいなのが欲しかったなーなどと思いつつ。まぁいいや。
月刊太田基裕のイベント。
何も考えずに3回ともイベントに出てしまった。
推しのトークが大好きなので、前半部分はすごく楽しんでいたのだけど、接触がしんど過ぎた。
手汗が止まらず申し訳無かった…いつものイベントならハイタッチどまりなので一瞬で過ぎ去るから緊張もそんなにないのだけど、今回は握手と写真集手渡しというミッションが。
認知されたくないおたくなのになんで3回も行ったのか?!ほんとに反省しかないのだけどお話を逃さず聴きたかった…これに尽きる。
この1日後、太田さんが結膜炎にかかったときき、凹む。オタクと接触したストレスで結膜炎になったのでは?!と邪推。
申し訳なくてしんどくなった。
そんなことは一言も言ってらっしゃらないし、ただ単に疲労が溜まってらっしゃったんだとおもうけど、舞台以外のお仕事の後でこのような状態になられたのが悲しくてものすごく意気消沈してしまった。
もしかしたら接触イベントと呼ばれるものが苦手なのでは?と、前々からうっすらと感じていたのだけど確信に繋がった感じ。
ただこれは太田さんや一部の俳優さんのみに感じることなのかもしれないなぁとも思う。
太田さんの前に推していた俳優さんにはそういうことは思わなかったんだが…うーむ
太田さんのことは勿論俳優として、人間として好きなんだけど、やっぱり前提として「俳優」であってほしいと思っているからなのかなぁ。後年齢的にももう若手って言いにくい年代に突入されてるから、いわゆるドル売りとか接触で売って欲しくないのかも。
まだまだ稼げるし、事務所はそういう売り方するだろうけども。
そう言った感情をどうしても持ってしまうから、私にとって真剣乱舞祭は楽しくもあるけれど地獄の瞬間でもあった。
長くなったので真剣乱舞祭のことは次に書きます。
いつも自分勝手な記事を読んでくださりありがとうございます。