世界で一番かわいいです

舞台、特撮、映画、エンターテイメントをツイスターゲームのごとく楽しんでいます。

ビジュアル1億万点『マスカレイド・ミラージュ』

観てきました。マスミラ。

gs-masmira.com

 

うたプリといえば、ファンのことをプリンセスというらしいとか、物販がやばいとかライブでプリンセスが本人確認でひっかかってなかなか入場できず阿鼻叫喚……とか前回の忍び道で某俳優にプリンセスが「無理無理無理無理」と長文リプライを送ったりで恐ろしすぎるさまざまな伝説を聞いていたのでほんとにびびってました。

 

蓋をあけたら大した事件もなく、(前回記事の途中入場と席立ちはマスミラだけじゃないし)それなりに楽しんで帰れました。

ストーリー

貴族の秘密の社交場、仮面舞踏会。ある夜、その主催であるジルコニア家に一通の予告状が届く。差出人の名は「怪盗アインザッツ」。“今宵、最高の美女をいただきに参上する”名門貴族の跡取りであるレイジーは、かつて盗まれたルビーのネックレスを取り返すべく、警察官でもある親友のシーノと共に舞踏会へと潜入する。周囲の策略や思惑に巻き込まれながらもアインザッツを追ううちに、レイジーとシーノはアインザッツが抱える“謎”と、その裏に隠された“真実”に気づいていく。やがてその“真実”は3人がそれぞれ秘めていた心のうちをも明らかにし、一夜限りの幻と思われた仮面劇は予想もしなかった展開を見せ始める――。 
 公式HPより 

感想はまあ、あんまり元ネタに内容がないんだな!っていう感じ。(ひどい)

結構好評だったみたいだけど、話的にはあんまり…王道!って感じの展開でうまーくまとめたな。と思いました。ネタバレになるけど、貴族のジルコニアが女装をやめて、自由に振舞ったりするところとか(猫のくだりめっちゃおもしろかった)、アインザッツがオートマータだけど不完全を愛するところとかはベタだけどうまく描いていて観ていてすかっとした。

 

演出

2部と銘打ってはないものの、ストーリー+レビュー(ライブ)の構成とか、原作がストーリーがあんまりないけどそれを無理やり2時間くらいの舞台に仕上げるところとか、大人気コンテンツで衣装代とかメイクとか凝ってるところが刀ミュと比較しやすそうだなと思いました。

 

私は断然こっちのが楽しめた。いや。ストーリーは大したことないんだけど。

でも展開とかがパンパン変わるしセットが豪華でくるくる回転したりするから割と時間が進むのが早かった。起承転結しっかりしててディズニーっぽいというか。

 

そう!ちょっとディズニーっぽいの。何度も歌うか?!……歌わねー!!!みたいな瞬間が多くて残念だった。歌ってカタルシス得てくれ!!!

ミュじゃないから歌わないんだと思うけど、いや絶対この内容ならミュにしたほうがよかったと思う。多分うたの力を借りるともっといい作品になったと思う。

染ちゃんがうた苦手なのは知ってるけど、今回だいぶましになってたし、田川くんも悪くなかったし太田さんはいわずもがなだし歌うキャラじゃん!

そんでもってこれ、うたプリじゃん!うたのプリンスさまじゃん!!!歌ってよ!!!!

 

だから最後、アインザッツが歌ってシーノとレイジーが踊るところめっちゃ気持ちよかった。あーやっと歌ってくれた!みたいな。

 

2部は謎のマツケンサンバ衣装が笑えたけど、今まで我慢させられていたうた要素がたくさんでてきてすっとしました!

でもねーーーーーーやっぱり、私はレビューとかよりも舞台で、作品の中で歌ってほしいなって思ったよ。感情をうたにのせてほしいよ。

 

テクニカル的なこととか

今回すごいな!っておもったのはうたプリというジャンルの資金の潤沢さ。

まずビジュアルが最高。公式HPの画像とか美と美と美の競演。

2・5でビジュアルがだめだと本当に萎えるんだけどそこは暴力的な美とステキな加工(笑)でせめてくださってありがとうございます。

 

皆いってたけど衣装が最高ですね。ここまでこだわってるお衣装は2・5だと黒執事くらい?布量が多いといいですね。くるくる回るレイジーの裾のフリル!あるくとざっざって音までなっちゃうくらいゴテゴテのアインザッツのドレス!オールレザーでシーノの長身が映える!

 

照明は最後の方でキラキラ3色が交じり合うのがよかったなーあれLED?かな。LEDいきなりバチッとつくから基本的に好きじゃないんですけどあれはよかった。

 

ただちょっと残念だったのが転換の時無音になったら道具類はける音がまる聞こえなところ。なんであんなにがたごというんだろう?!人力で人を隠したり登場させたりする扉がなんども出入りするんだけど、あのガタゴト音すっごく気になった。前方だけでなく十五列目くらいまで聞こえてたけど……

 

キャスト

・レイジー(染谷俊之さん)

染ちゃん見るの久々だったんですけど相変わらずお美しかった。目がこぼれ落ちそうでまじで2次元ですね。くるんとした前髪と貴族のお洋服最高に似合ってた。

軽薄そうででも闇がありそうなレイジーでよかったです。

あとめっちゃ歌が聞けるようになってて(失礼)びっくりした。歌唱指導の先生がよかったのかな?!

2部のあおりとかがちょっとホストちゃん感じて一瞬無の感情になってしまった…ははは(ホストちゃんに過剰に反応する私)

 

・シーノ(田川大樹さん)

ペダステから二回目の田川くん。正直懸念してた。ペダステの時は足元フラフラで滑舌も悪くてすごいなんで輝馬くんからキャス変したの?!って思ってしまっていたので…

でも今回、滑舌だいぶ改善されてて、二重人格もしっかり演じ分けられててびっくりしました。ドス聞いた声のがいい演技してましたね。若いから成長かな?あと単純に背が高くて顔が綺麗なので舞台でめっちゃ映える。

ダンスとか殺陣はやっぱりふらついてて経験不足を感じるけど、これからかなー。頑張ってほしい。

 

アインザッツ太田基裕さん)

正直緑の髪の毛事故ってない?!って最初思ってましたけど、動いて歌ってる姿見ると愛らしかったです。最初キャスト発表される前レイジーになるんじゃないか?!って予想立ててたんだけど、このメンバーなら太田さんはアインザッツですね。

楽士の時の女の子みたいな可憐な高音、可愛かったなー!

 

アインザッツってオートマータ、いわゆるロボットなんですけど、途中で悪役にボコボコにされるシーンがあってロボットゆえに死なないからかなり酷いことされてて、辛かった。「手紙」のときもおもったけど、太田さん、酷い目に合わされる演技似合うな…

その後の完全に感情をなくして人形になった時とか瞬き一つせずに、無駄な動きを一切されずに動く様子が切なくてたまんなかったです。

 

毎度太田さんは自分を強烈に追い込んで(SNSで苦しみを垂れ流すほど(笑))演じられるんですけど、その誠実さゆえにこちらまで伝わってくるものがあるんだな…なんて思います。推しの欲目かな。

そのぶん、怪盗アインザッツになってる時、すごーくイキイキしてて、可憐で華麗で生きてるっぽくてよかったなー

 

あとありがたいことに通路席ばっかりで、ある回は真横で止まられて息を呑みました。あ、あ、う、美し〜…二部でスカーフを胸元から出す時ばっちり見えてなんかいけないものを見た感。目線もいただけて幸せでした。(辺り一面のおたくが目線をもらったと勘違いしていたと思う)当ててくれたお友達に感謝!

 

 

・オリジナルキャスト

長くなったのでまとめちゃいますけど今回オリキャラがよかった!!

皆達者なおじさまたちで観ていて安心でした。メインが遊べない分こっちが遊んでやるぜ!って暴れてくれてるというか。

あとアンサンブルも質が高かった気がするーロボットの動きよかった。あと一人めっちゃかわいい子がいた。調べたらワンピースタワーのサンジさんじゃん。背も高いしまた見れたらいいな。

 

総括

とにかく目に楽しい、ビジュアル一億万点の舞台。(頭悪い感想)気楽に楽しめて娯楽性が高い作品でした。

何度も見て楽しむスルメ要素はたらないかな。もっと歌くれ!うたプリ

ただDVDの特典の神戸散策はグッジョブ!わかってるー!!!買います。