世界で一番かわいいです

舞台、特撮、映画、エンターテイメントをツイスターゲームのごとく楽しんでいます。

あの熱かった日々をもう一度。『舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE』

びっくりした。もう終わってから2週間以上空いてるし配信が始まっている。

なんてこった。未だ私は「黒ステ・・・よかったな・・・ぶつぶつ」っていってる気持ち悪いオタクなんだけど今日最推しが某王子様舞台の過激派が多いキャラに配役されたことを後目が覚めた次第です。チケットのことを思うと吐き気が・・・2017年太田厨試されてるな?!ってこの間も書いたけどほんとこれ・・・何?厄年?まだですけど!!

 

それはさておき今更黒ステの感想を。

 

前回書いた勢い感想では書ききれなかったことなど書いていきたいと思います。

 

ストリーミング配信が始まりましたよ!楽天TVなら楽天ポイントが使えた!やったー

30日間と7日間が選べます!私は30日間にした。見まくる。

www.kurobas-stage.com

久々にこんなに終わって悲しい舞台に出会えたことにまずは感謝したいです。

中屋敷さんありがとう。バンナムありがとう。ゴーチ、ありがとう。集英社、そしてなにより藤巻先生ありがとう……キャストの皆様ありがとう……

この興奮は初めて2.5をみた「舞台弱虫ペダル〜インターハイ篇2日目〜」か、喪失感的には3日目に近いかもしれない。 いろんな舞台を見るけど、好きと好きが合わさると、本当にぐったりする。いい意味で。

 

原作のファン、というか正しくは秀徳高校の緑間真太郎のファンだった私。今でもアニメや漫画を読むけど、その時の熱量ほどではなく、今は舞台にガンガンお金を使ってるんですけど、終わった後原作が読みたくなって、アニメが見たくなって、JWORLDに行きたくなってしまった。私だけ2012−2014年にタイムスリップしたのかな。

今せっせと黒子のバスケクロスカラーズってアプリしてるから……笑ってください。

 

 

とにかく疾走感がすごい。

 そりゃそうだ。脚本は7−12巻の6巻分を2時間半にググッと縮められていた。トントンハイスピードで試合が進んでいく。キセキの世代所属のメイン学校以外の試合はダイジェスト並。

まあでもメインの試合がとにかくよくて、そして逃しちゃいけない台詞とかシーンはがっつりやってくれた印象。

 

そして今回は明確な「悪」として誠凛VS霧崎第一があって、物語は花宮という圧倒的な(でも脆い)悪を前にどう黒子たち誠凛が立ち向かっていくか?というところに向けて加速していく。

2幕構成のうち、ほとんど2幕は霧崎と誠凛の試合であり、木吉と花宮の物語だった。

 実は正直、誠凛のことも木吉のことも、そして花宮のことがあまり好きじゃなかった。

スポーツ漫画において主人公の学校が好きじゃないと結構しんどい部分が多いんだけど、今回舞台を見て、生身の人間が戦っている様を見て、自然と誠凛を応援している自分がいて驚いた。

それは演出によって、そして何よりキャストが演じることによって厚みが出てきたからなんじゃないだろうか。

 

木吉のキャストは河合龍之介さんで、皆よりひとつ年齢が上で、下手したら一回り離れているキャストもいたんだけど、そんな河合さんが演じることによって、木吉のゆったりしたちょっと高校生離れした菩薩感というか、大木のような信頼できる感じが現実味を帯びていたのかもしれない。

そして相手役の花宮も、原作より愛らしい顔立ちの太田さんがケレン味たっぷり、ともすればやりすぎとも言える演技で「悪役」を引き受けていたことによりバランスが取れていたように思う。

 

それでもやっぱり私は黒子の(これは初演だけど)

嬉しくなければ勝利じゃない

という言葉には首がねじ切れるぐらい同意できないし 、木吉がよく言う

楽しんでこーぜ!

 には同調できないんだけど。それでも、まあ、そういうチームがあってもいいかもねと思わされるものがこの空間にはあった。

 

 

木吉花宮の二人にも顕著なように、この舞台を見て、さらに魅力を感じるキャラクターが多かった。

 初演でも思っていたけどダンスキレキレで、可愛らしい声と元気いっぱいのリコ監督。ものすごく通る声で、でも不快にならず、愛らしい色気をまとっていてさすがだった。

 ショーパンエプロン最高すぎないかい?!白いスカート抑えながら踊るのも最高。健康的なエロス!ありがとう!

 

そして何より前回のエントリにも書いたけど、未だ私は黒羽麻璃央演じる黄瀬涼太の魅力にとりつかれたままである。血迷って黒羽くんのバースデーイベントのチケットまで取ってしまったくらいだ。もうだめだ。

本当、今時のスタイルいい高校生ってこんな感じ!!って感じのすらっとした体型にしなやかに動く身体。よく通る声。あと黒羽くん、自分の顔のことめちゃくちゃ好きだと思う(違ったらごめん)んだけど、全身からみなぎるその自信のある感じが「黄瀬涼太」たらしめていて、全キャストかわっても黄瀬は変えないでくれ!!って思うくらいには良かった。あんなに金髪が似合う子がいるか?いやおらん。

 

そして話の尺的にも黄瀬のいわゆるシャラっとした(チャラチャラした)シーンが少なく、真剣にバスケに、ライバルに向かう姿がめちゃくちゃかっこよかった。

「憧れるのは、もうやめる」

という名台詞もものすごい説得力。コピー能力という一見チートだけど無個性とも取れる能力が、その能力を超えていく様が美しい。そして、黄瀬を信じてサポートし、「自分の仕事をしろ!」と言ってくれる先輩たち。海常だからこその黄瀬の成長なんだなって感じられて、でもそれゆえに、チームを信頼したからこそ負けてしまったことの絶望感がすごかった。(なんちゅう話描くんや藤巻!!!)

 

そしてチームとして海常高校がとにかく素晴らしかった。全員キャラが立ってた。海常だけが初演と全く同じキャストなんですね。すごいチーム感ある。ワイワイ高校生感強い!

 和合くんがめっちゃ海常の写真を上げてくれるんだけどどれも最高キュート!

 

今回の話の中心は霧崎戦だけど、爆裂興奮した白眉試合は海常VS桐皇戦。

原作でも好きだった笠松先輩が台詞のない時でもメンバーを叩いたり声かけてくれたりしてめちゃくちゃかっこいいし、何より松村くんがリアル笠松先輩なの……あの眉毛似合うのすごい。日本男児感ぱない。悔し泣きする姿にうるっときてしまった。3年生だし勝たせてあげたかった。

ら行が言えない早川は若干18歳の平野くんが演じることによって愛らしさが爆上げされ、森山先輩は森山先輩だった。和合くんはそれくらい森山先輩。

 

惜しむらくは黄瀬の方が青峰くんよりよく動けてしまうことですね……うーん。運動神経。こればっかりは。

 

 

ほんで大好きな秀徳高校。大好きな緑間真太郎くんですけど。

めっちゃ可憐だった。初演とビジュアル見て「痩せろ!!!」とか「顔が薄い!!!」とか言ってごめんなさい。いや顔は薄いけど。高尾の方が濃いのってどないやねんとはまだ思っているが!

あのねースタイルが完璧。シュートフォームが美しい。芸術。3pシュートをうって少し残った左手の美しいことよ。ずっとシュート練習してるところみてたらこれこれこれよ!私の大好きな緑間真太郎は!!!!てなりました。努力を惜しまず、自分にも他人にも厳しい緑間真太郎。

限界など、とうの昔に超えている。

この台詞、ほんと最高だ。かっこいー!でもなんか抜けてる!大好き!

カテコでニコニコしてる畠山くんの姿みてあーこの真ちゃんめっちゃ性格いいなと思いました。

 

ジェーくん高尾は本当に動けて、全く原作とブレがない高尾。チャラチャラしながらも決めてくる。よく人のことを見て、チームのことを、緑間のことをよく見ている。緑間の相棒でありライバルであり続けようとする姿は人間っぽい高尾そのものだった。

ジェー高尾がいるから畠山緑間がより一層輝くんだなあ。

 

以上思い入れのあるキャストとか、今回めっちゃいいな!っておもったキャスト雑感です。

 

めっちゃ長くなった……褒めまくってるけどん?って思ったこともあるしまだ褒めたいこともあるしで困ったなあ。又書きたくなったら書きます!

 

読んでくださりありがとうございます!初日の異常なテンションで書いた記事はこちら。 

tokkochan.hatenablog.com