世界で一番かわいいです

舞台、特撮、映画、エンターテイメントをツイスターゲームのごとく楽しんでいます。

年末・最近のもろもろ・接触苦手説

12月はさすが師走といったもので、どんどん毎日が過ぎていく。

前回エントリから月刊のイベント、レディ・ベス、ライダー冬映画、真剣乱舞祭などまぁまぁ盛りだくさんのエンタメライフを楽しんでいた。

そして情報解禁などもたくさんで、映像推し?の小林亮太くんがパタリロに出ることになり、もしかして事務所は舞台方面で売るつもりなのか?!とドキドキしながらも楽しそうな舞台なのでウキウキした気持ち。(前の発表がホストちゃんで心が死んだのを帳消しに。ありがとうありがとう)

 

黒子のバスケの舞台が発表されて、新キャストに来てほしいなーと思っていた鮎川太陽くんが登場して湧く。太陽くんの紫原くんどう考えてもベストマッチでしょ?!
そして赤司くんの誕生日に、赤司役のキャストが発表。なんと糸川耀士郎くんだった。予想の斜め上だ!
糸川くんは幕末ROCKでチワワみたいだなとか、中学生みたいな高杉だなって思っていただけにまさかの抜擢で驚いた。
キセキの中でも背が低めで、それでも圧倒的に帝王のオーラを放つ赤司くんを糸川くんがどう演じるのか、化けるのか、楽しみで仕方ない。


ところで海常…黄瀬くんは…黒羽麻璃央くんはでますか?泣

 

 

レディ・ベス。
三井住友カードの招待で親戚と一緒に。梅芸の三階は初めてだけど真ん中なら見やすいですね。
しかし空調が暑過ぎて休憩で2枚脱いだ。熱い空気は上がる。
お花様は流石の女王様で、ゆんフェリペはお上品でエロくてよかったです。歌は流石に満足。しかしストーリーがあんまりだったなぁ。どうしても映画と比べて、ドラマが薄く感じてしまう。

 

 

ライダー冬映画。
去年に続き良いクオリティの映画だった。先輩ライダーが現二号ライダーになぜ無償でヒーローなんてものをするのかを、言葉でなく行動で示していく過程が丁寧に演じられていた。
2011年の仮面ライダー、オーズ役の渡部秀くん、相棒のアンク役の三浦涼介くんの舞台挨拶は感慨深かった。また揃って二人を見れるなんて思ってもなかった。しかし渡部秀くんがあまりに太っていてショックを受ける。いやかわいいんだけど。
18歳の時のキラメキは消え、どーんと構えたくまさんみたいであった。まぁ先輩ライダーとしてはありなのか?福士くんは変わらずかっこよかった。

 

 

太田さんは月額のファンサイトをオープン。
3桁代の会員番号で嬉しい。デジタルじゃない会員カードみたいなのが欲しかったなーなどと思いつつ。まぁいいや。

 

 

月刊太田基裕のイベント。
何も考えずに3回ともイベントに出てしまった。
推しのトークが大好きなので、前半部分はすごく楽しんでいたのだけど、接触がしんど過ぎた。
手汗が止まらず申し訳無かった…いつものイベントならハイタッチどまりなので一瞬で過ぎ去るから緊張もそんなにないのだけど、今回は握手と写真集手渡しというミッションが。

認知されたくないおたくなのになんで3回も行ったのか?!ほんとに反省しかないのだけどお話を逃さず聴きたかった…これに尽きる。

この1日後、太田さんが結膜炎にかかったときき、凹む。オタクと接触したストレスで結膜炎になったのでは?!と邪推。
申し訳なくてしんどくなった。
そんなことは一言も言ってらっしゃらないし、ただ単に疲労が溜まってらっしゃったんだとおもうけど、舞台以外のお仕事の後でこのような状態になられたのが悲しくてものすごく意気消沈してしまった。

もしかしたら接触イベントと呼ばれるものが苦手なのでは?と、前々からうっすらと感じていたのだけど確信に繋がった感じ。
ただこれは太田さんや一部の俳優さんのみに感じることなのかもしれないなぁとも思う。
太田さんの前に推していた俳優さんにはそういうことは思わなかったんだが…うーむ

 

太田さんのことは勿論俳優として、人間として好きなんだけど、やっぱり前提として「俳優」であってほしいと思っているからなのかなぁ。後年齢的にももう若手って言いにくい年代に突入されてるから、いわゆるドル売りとか接触で売って欲しくないのかも。
まだまだ稼げるし、事務所はそういう売り方するだろうけども。

そう言った感情をどうしても持ってしまうから、私にとって真剣乱舞祭は楽しくもあるけれど地獄の瞬間でもあった。

 

 

長くなったので真剣乱舞祭のことは次に書きます。
いつも自分勝手な記事を読んでくださりありがとうございます。

 

脳内麻薬が出まくり!皆体感してくれ。超歌劇『幕末Rock』絶叫!熱狂!雷舞(クライマックスライブ)

bakumatsu.marv.jp

 

大阪三日間、行ってきました!!

あのねー何も言えない!もう楽しすぎる!とにかく最高なので見に行って欲しい。

脳みそ溶けて無くなったのでとにかく面白かったし楽しかったし気持ちよかったしか言えない。

 

私が遅筆なせいでちゃんとしたダイマがかけない…つらい!

なのでちゃんとしたダイマは100パーセント同意しかなかった記事を引用させていただきますのでこちらを読んでください。(ひどい)

hjk919.hatenablog.com

 

上記のブログ記事にも書かれてるけど内容わからなくても楽しいです!ソースは私の友人です!!

ちらっとdvd見た程度でいきなり千秋楽プレミアムについてきてくれましたがすごく楽しんでくれました。ありがとう…ありがとう…

 

その子は楽曲がイイ!演者のレベルが高い!ファンが盛り上げ上手!と言ってくれましたがほんまそれ。

 

テルジヨシザワ氏の作るロックナンバーはもう盛り上がるしかない、テンションぶち上げの客だらけ!

ロックだけでなくアイドルソングもある!

 

こんなあなたにオススメしたい!幕末ROCKオススメポイント

 

①最近ストレスがたまっているあなた!

それ、超歌劇幕末ROCKライブで解消しませんか?!

今回の超歌劇幕末ROCKはライブです!そう、雷舞と書いてライブなんです。

だからコールもオッケー!ペンライトも振りまくり。普段じっとして見てなきゃいけないけど、今回だけは暴れていいよ!(マナーは守ってね)

 

②興味あるけどラストライブって…一見さんでも大丈夫?

 

大丈夫です!

初見だからペンライト振る場所とライトの色とか分からないって人のために雷舞では舞台横にパトランプが設置されてて、振るカラーに染めてくれます!

ペンライト振ってもいい場所になるとパトランプが点灯します!

これだけでもわかるんだけど開演15分前に勝海舟お登勢さんってキャラが面白おかしく前説で色々説明してくれるので安心してください!

 

③2.5ミュージカルで歌でずっこけたくない。気軽に上手い歌を聴きたい!

 

全員ある程度歌えるメンツです!めちゃくちゃ下手な人はいません!

ちょっと怪しい人もいるけど…!

主役の坂本龍馬演じる良知真次さん、徳川慶喜演じるKIMERUさん、沖田総司演じる佐々木喜英さんはもう圧巻です。初演メンバー強い!

2回目の糸川くんたちもパワーアップしてて、見応えあります!かわいかったー!

 

④かっこいい輝馬がみたい!

土方歳三役の輝馬、最高愛獲(アイドル)!!!!

個人的に役者として大好きな輝馬くんはモット!っていうソロ曲だけすこーし怪しいとこあるけど基本かっこよくて最高なのでカッコいい輝馬くん見に行ってください!!!!!

時々やっぱりちょっと面白いけど、アイドルソング歌ってる輝馬くんめちゃくちゃかっこいいし、今回通路通ってくれるんだけど足長くて鼻高くて肌が綺麗で死んだ…惚れ直した。

 

普段しないトレブロを25枚も買ってしまった…無事集まった…

あと輝馬くんは土方歳三役で、沖田の佐々木くんと一緒にユニット曲を歌ったりするんだけどほんとに二人がね、揃うと美と美の競演…って感じでむちゃくちゃ可愛い…

ヒデ様がメスっぽくて、輝馬くんがオスっぽいのが素敵。ほんと、あ、新撰組ってアイドルユニットで二人はトップ争ってるんだなって改めて思うから…

 

とにかく超歌劇幕末ROCK、最高だし、演出の吉谷さんに頭あがんないわ…って感じなのでほんとに暇か、暇じゃないけどストレスたまってるとかいう人は是非行ってみてください…

 

気づけば初日やん!平日余ってるみたいなので取り急ぎ駆け足で書きました。

みんないってくれ!!!!!

見てくれしか言ってない記事ですいません。てもよろしくお願いします!!!!!見て!!!!

 

 

 


 

 

テンポを倍速にしてくれ『ミュージカル刀剣乱舞つはものどもがゆめのあと』

musical-toukenranbu.jp

 

観てきました。

私は前回の三百年を観て、あー合わないな、刀ミュもう観ないでいいかなって思ってたんですけど、

前回記事↓

tokkochan.hatenablog.com

黒ステから好きになった黒羽麻璃央くんが出るということで観に行ってまいりました。

はい、所詮俳優厨です。

 

前置きとして。

私はゲームは出た時に数日でボタン押すのに疲れて辞めてしまった勢…

好きなキャラがいたら頑張れたんだろうけど格別アンテナにひっかからず…

 でも今回初登場の源氏兄弟はビジュアルが好みだったので楽しみにしていました。

 

 でもやっぱり合わないなって思ってしまいました。私はすごいライトな歴女…というか歴史小説とか歴史漫画、大河が好きな人間なんですけど、いろんな創作物をみてるからか、刀ミュの内容は物足りない。(関係ないけど去年の真田丸も今年の直虎も面白すぎません?!12/10に小林亮太くんが出るのでよかったら見てください)

 

まぁいわゆる「キャラ」ありきの創作物だから話が弱いのもわかるんですけど。

多分原作のキャラが好きならもっと楽しめたんだろうなぁ。

 

一緒に行った方がゲームをプレイされてて、聞いた話なのですが、今剣は実在しない?刀みたいですね。ゲーム内ではその件について涙をさそう内容の手紙が読めるそうですがいかんせん未読なので、よくわからないまま今剣を岩融が気遣ったりしてるのでなんか置いてけぼり感が。

ゲームをしてなくても楽しめる内容にしてほしいなぁ…と俳優オタクとしては思うんですけど、そこらへんは切り捨ててるのかもしれませんね。うーむ。じゃあ人気俳優使わないでほしいなと思ってしまいますけど。

 

それにしても演出。

間が多いし間延びしてる!!!

あの白っぽいぼんやりとした空間にペラペラの映像。そこに俳優が一人…ってね、寂しい!めちゃくちゃ寂しいよ!!!あの空間を埋めるのは並の俳優ではできないんじゃないかな?と思います。

6人いるから6人で会話するシーンとか、せめて複数人のシーンを多くしてほしい。アンサンブルさんも、歴史上の人物ももっとうまく絡められないのかな?!

 

一人役者出てくる→独白→はける→一人役者出てくる→独白→はける

 

この流れ単調すぎて辛い。

せめてテンポを上げてくれ!!!

 

あと前回も思ったんですけどミュージカルなのに歌が少ない…内容が薄いなら歌で魅せてほしい…

曲も相変わらずポップスっぽいのが多くて高音が出ない役者に高音歌わせたりして、歌詞がわからない…

良かったのは三日月のソロと巻物のところかな。歌詞は分からなかったけど。

 

三日月と言えば、今回一人で暗躍し、歴史の修正に携わっていくんですけどもっとやりようがあったんじゃない?

一人で罪をかぶろうとしてるのかな?それが優しさなのか?とも思うけど。何百年も生きてるならもう少しうまく立ち回れそうなものを…と思ってしまいました。

 

まぁでもツッコミどころは多いものの、三百年よりは見やすかったかなーという感じ。

殺陣のシーンとかは見所が多いからもういっそそっちにふりきってほしいとさえ思う。とにかくこの内容で2時間はしんどすぎるからとにかくテンポを倍速にしてほしい…

 

 そーいえばなんか茅野さんの演出怖いとか厳しいとか聞くけど何を厳しくしてんの?演出の仕事ちゃんとしてなくね? !?!教えてくれ何をしてるのかを!!!!

 

二部。

やっぱり二部が本編なんだな。って客席の反応みてても思うし結局私もそこで楽しんでいた。じゃないと苦行すぎる。しかし長すぎる苦行だな。

 

今回衣装ちょっと好みじゃなかったなぁ。

最初の白いスカートみたいなのが某関西のお嬢さま学校の制服を彷彿とさせてしまって…

 

第二形態は和?ちょっとチャイナっぽいのが可愛いかった。三日月とかすごいチャイナ感あった。

第三形態はもう三日月の背中だけを追いかけてしまう…キレイな背中だ…

 

そういえば今回ブロマイド二枚組にしたんなんで?!三百年のとき3枚やったやん!二部全部の形態入れてくれよー!!!!

 

あとは源氏二人がパフォーマンス良かったですね!二人とも違う種類のダンススキルをお持ちで華やかでした。

三浦くんはバレエの人らしくしなやかで軽い!足が上がる!

高野くんも、生で観るのは初めてだったんですがキレキレでバキバキで最高でした。スタイルが良すぎる!

 

今回源氏目当てでもあったんですけど高野くんのスタイルの良さと、メイク衣装の合い具合が最高でした。ほんと、刀ミュ、メイクと衣装はいいんだよなー!!!

素の顔全く似てないのにウィッグとメイクで完璧に膝丸でした。スゴイ。冬映画で高野くん見てたはずなのに全然気づかなかった…

 

麻璃央くんはのびやかに歌われててあーキレイな声だなー!って改めて思いました。

動きも大胆ですごく好き。やっぱり華があるなー!もっといろんな役みたい。

 

大阪公演までにまた良くなってるといいな…とぼんやり思いながら、年末のライブを楽しみにしてようと思います。

 

 

耳が幸せ!『デパート!』

www.show-biz.jp

 

推しの太田さんが出演されるということで観に行ってきました。

いやーとてもミュージカル充したな!という感じ。

 

三越劇場ははじめてだったんですが、三越デパートの宝飾品の売り場のはしっこにあるんですけど、いい服きといてよかった。笑 間違ってもジーパンとかじゃだめ。いやいいんだけど、いい劇場行くときはできるだけ綺麗な格好をしていきたいですよね。帝国劇場とか梅芸とかね。劇場内、すごくゴージャスな内装で、客席の年齢層も高い。

 

三越デパート内で上演されるのがミュージカル『デパート!』…そのまま!!!

一応舞台が外国?みたいで皆英語名だったのですが、日本名でよかったんじゃないかなあーと思いました。なんかあんまり外国観がなかった。衣装とか、もう少しカラフルでもよかったんじゃないかなーなんか日本の地味なデパートっぽくてその点は残念だった。

 

老舗デパートで働く人々のどたばたコメディ、プラスほっこりドラマ。

ドラマとしての盛り上がりもないし、ちょっと登場人物の行動がこじつけっぽかったり、つっこみどころが多いんだけどそんな疑問を歌がかき消していく。

とにかく歌が多くて歌がうめえ!!

全員のレベルが高くてずっと気持ちいいまま歌を聴いていたら終わったという感じ。

 

今回素晴らしいなー!とおもったのは愛加あゆさん!

動きがきびきびしててきまってて、最高でした。調べたら宝塚の元トップ娘役だったんですね!いやーすごい納得した。あんまり女優さんに着目しないんですけど(男が好きなので……)また観たくなる女優さんでした。

 

あとシルビアグラブさん、昨年の大河で観たときは歌もなかったから変な演技するなって思ってたんですけどミュージカル畑の人やったんですね。めちゃ納得。むちゃくちゃうまい。語彙がないのでうまいしか言えなくなる…拍手したくなる歌声でした。

 

岡田亮輔さんが太田さんと並んでるとアポロとアンナだ……と思ってしまう。(マグダラなマリアで共演)岡田さん、見るたびぜんぜん違う印象だなーびっくりする。ちょっとやさぐれた感じが舞台のアクセントになってた。

 他のキャストの方々も本当に素敵だった。マダムの歌声好きやった。

 

さて推しの太田さんですが推しなのでフィルターかかってるかもしれないけどこの歌うまメンバーに混ざって引けを取らなくて嬉しかったです!

今まで、声量の大きさでごまかしていた感があったところもあったと思うんですけど、それがね!そうじゃなくなってて。

高めの歌声も、セリフを繊細に歌に乗せていく感じもすごく自然になっていてハーーーーーお上手になられたなと感じ入ってしまいました。

 あと前々から太田さんにはコメディセンスがあるって思ってて。ペダステのモブシーンとか、スレイジーのしょうもない遊びのシーンとかでその片鱗は見せていたんですけど、デパートではそのセンスを爆発させてて最高でした。

 

今回、デパートの御曹司で頼りない二世、でも心優しくて繊細。みたいな役所だったんですけどそれってまんま太田さんじゃね?!

 太田さん、育ちが良くて舞台俳優だけどちょっと一歩下がったところにいたりしたり、繊細でもろく、でもなんだかんだ図太いんですよね。

そんなところが大好きなんですけど。それをもうちょっとやりすぎる感じでドタバタあわあわしているモリス。最高に似合ってましたねー!ハマリ役。とても愛らしかったです。

 

 

てなわけで、『デパート!』満足して劇場をあとにしたんですが、もっと見たい!!!て気持ちにならなかった。

なんでだろう?って考えていたんですけど、物語がオーソドックスで盛り上がりに欠けるからかな?あとは「え、なんで?!」とか、「もっと知りたい!」って思う部分がなかったからかな?と。

太田さんを観ているだけで、歌を聴いてるだけで幸せにはなるんですけど、なんかすごい一回の観劇でお腹いっぱいになっちゃう……みたいな。そういう舞台があんまり好みじゃないのかも。わがままだな。

 

 原作との剥離による功罪『舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~』

久々に感じるペダステ。やっぱり面白かった。今回初めて2階席で見たんですが、ライティングやフォーメーションを楽しめるのですごく良かったです。いやーすごい計算されてるし、美しいね。そして今回からまた箱のサイズが1年目のインターハイの時と同じくらいになったから見やすい。前は広すぎたなという感じ。

 

細かい表情はオペラ使わないとわからないけど、推しがいない時は後方でもいいもんですね。

 

 ※以下感想…というかペダステにおけるキャラと役者の剥離についてですがめっちゃ長いです

www.marv.jp

原作のファンの方には申し訳ないが、私は2年生編の弱虫ペダルを脱落している。

1年目のレースの内容を踏襲するかのようなストーリー展開、作者による特定キャラのえこひいき?ともとれる無理な展開及びそれゆえにキャラクターたちの性格がどんどんぶれて行っている感じが辛くなり、気づけば読むのをやめてしまった。

 

まさにこの『舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~』編の途中、いろは坂で手嶋が真波を待つシーンで。

 

マシントラブルでチェーンが外れ、停止を余儀なくされた真波を手嶋は無視して走ることができたはずだ。それでも手嶋は待つ。万分の一のチャンスを逃して。

私は原作を読んだ時「綺麗事だ」と感じたし、それがスポーツマンシップだといっても相手は天才・自分は凡人だぞ?と苛立った。

手嶋、お前そんなキャラやったか?!策士キャラどこいってん!あと凡人の手嶋と真波が競り合ってるのもよくわからん…

 

しかし。

この舞台ではなぜか鯨井くん演じる手嶋を応援してしまっていた。

原作を読んでいた時は真波を応援していたのに。

 鯨井くんの演じる手嶋は手嶋であって、手嶋じゃない。しかしこれは否定的な意味ではない。(個人的な感想です!)

 

俳優・鯨井康介が手嶋純太の体になった時、

「俺は凡人だ」

と繰り返しいってもなぜかそんな気がしなくなってくる。影でめちゃくちゃ努力してるんだろうなと感じさせられてしまう。鯨井康介」がそう見せてしまうのだ。

誰よりも通る声と、年長者ゆえに力強く見える立ち姿に。だれよりも回すそのケイデンスに。トークでのそつのなさと嫌味のなさに。

チーム(カンパニー)を思うキャプテンシーに心を震わされてしまうのだ。

 

そしてついに私は山岳リザルトシーンで「手嶋、頑張れ!」と願って泣いていた。

なんてことだ。

 

鯨井くんの演じる手嶋は漫画・弱虫ペダルの手嶋純太ではなく、舞台・弱虫ペダルの手嶋純太なのだ。

私は舞台・弱虫ペダルの手嶋純太を応援した。

 

 

前々から感じていたけど、ペダステは原作キャラクターとのズレがあるキャラクターが多いように感じる。

 

ちょっと話が新インターハイ編からズレちゃうのだが、鈴木拡樹くんが演じた荒北さんなんかもそうじゃないかと思う。

むちゃくちゃ当時人気絶頂だったので言いにくかったんだけど、荒北さんってあんなに江戸っ子みたいだっけ?ドスもききまくりじゃん!と思っていた。しかしペダステでは説得力をもって存在し、回を追うごとに間違いなく荒北さんに見えていったのを直に私は感じていた。

鈴木くんの荒北には英治さんの福富しか、英治さんの福富には鈴木くんの荒北しかありえないとさえ思っていた。

 

今回だと黒田も原作より強そうでっていうか絶対強い。なんか美しいし、びっくりしたけどこれはこれでありだなと思わされた。(坂道倒れたところの汗すごかった…あと蹴り上げる脚よ!)

 

 

昔確か『舞台・華アワセ』だったかな?で、根本正勝さんが

「原作付きを演じる時はキャラに達してないといけないけどキャラを超えてはいけない」

とおっしゃっていて、はー素晴らしいな。原作ファンのことをわかってらっしゃる……と思ったもんですが、

 

ペダステはガンガン超えていく。

しかし、これは賭けだ。 

前述の鯨井くんや鈴木くんはすごく奇跡的なバランスでもって舞台に存在している。

役者自身がキャラクターと向き合って説得力を持つ演技をしなければならない。

 

 

ファンの間でも賛否両論のギャグシーン。

ペダステのギャグシーンはキャラでなく「俳優」として舞台に立っている時が少なくない。塩梅によって冷めてしまったりすることがある。というか結構ある。

激しい運動が続くペダステの、休憩といえば聞こえはいいが、もっと他にやり方がないのかな?とも思ってしまうことがある。

 

全員が全員役を演じ切っていればそうは感じないのかもしれないが、メインのキャラクターを食ってしまうくらいになると話は別だ。

今までは金城演じる郷本さんに。今回は今泉演じる和田雅成くんにそれを感じてしまった。今泉にそれほど見せ場がないということもあるかもしれないが、まずはきっちり「今泉俊輔」を演じてからにしてほしい。

 

 

原作を忠実に再現してほしいと思う原作ファンは多い。

私もまがりなりに原作ファンなので、あまりにも原作と逸脱してしまうと萎えてしまうし、オリジナルエピソードが多いと「いやそれ自分の作品でやれよ」と思ってしまう。

 

それでも舞台に上げるという時点で次元も変われば第三者が「演じる」という要素も加わってくるので、もう別物として、演劇作品として楽しむくらいじゃないといけないのではないか?

原作の流れをそのままやったからといって、名作になるわけじゃない。舞台には舞台の、時間と空間があるのだから。

 

散々原作と違うキャラについて書いてきたけど、原作から飛び出てきたような、それでいて生身の良さを引き出してくれたキャストも多い。

個人的には前回からの百瀬朔くん演じる鳴子が熱かった!!台詞回しもパワフルに動き回る姿も全身で鳴子を表していた。最後、展開を知らなかったので彼が1位を取れなかったことに愕然とした。辛い。

また戻ってきてくれた椎名鯛造くんの鏑木もめちゃくちゃばか!!!って感じで素晴らしかったですね。動きも発声も何もかも頭何も詰まってないのでは?!と心配さえしてしまう。(椎名くんは非常にクレバーな役者だと思っています)

あとは小毬くん、新しい古賀さん、葺木場くんもすごい原作まんま。

小野田くん役の醍醐くんははすごい成長したなー!と感じました。滑舌もペダリングももうあまり心配じゃないぞ。若い。すごい。成長している。リアル坂道だ。

 

ペダステはすごく原作愛に溢れた作品だ。演出のシャトナーさんが連載時からのファンだし、舞台のそこここに愛が溢れている。

 

原作を離れてしまったけれど、多分この先も見に行くと思う。

舞台上に立ち現れる「弱虫ペダル」の世界はいつも私を熱くしてくれる。

 

 

初めての貰い泣き『仮面ライダーエグゼイド〜ファイナルステージ&番組トークショー』感想2

気がついたらファイナルから1週間。

当たり前のように日曜日8時までには起床し、朝食を終えた後仮面ライダービルドを見ている。一年間エグゼイドのおかげで土日も平日と変わらぬ時間に起きれるようになったことが感慨深い。

 

さて、ファイナル。

この仮面ライダーのファイナルステージ&キャストトークショー、通称ファイナルは文字通り放送終了後に大阪・福岡・東京をめぐって、オリジナルのヒーロショーと、キャスト達のトークが聞けるイベント。

前述記事のとおり、私は今年が初参加。

東京の2日目1、2部と最後のスペシャル。本当は大阪も行きたかったのだけど仕事で断念しました。

 

ライダーの公式イベントは春夏冬の舞台挨拶、飛天(グランドプリンスホテル新高輪で行われるショーとトークのイベント)夏のテレ朝祭り(事前アナウンスが三日前だったりする悪魔のイベント)とそしてファイナルがあり、テレ朝祭りだけはいけなかったのですが、やっぱりファイナルは格別。

 

1部 ヒーローショー「約束のドレミファビート」

飛天のショーは毎年らしいんですけど意味わからなくて突っ込みどころ満載だったのですが、ファイナルのショーはよかった!

脚本もシリーズ通して書いてくださっていた高橋さんだし、本編で果たされなかったヒロインポッピーとの約束「みんなで一緒にドレミファビート(ゲーム名)をしたい!」という約束が果たされるストーリーで楽しくてよかったなー。

可愛いガワもごついガワも全員で可愛いダンスを踊るラストは可愛すぎて悶絶した。

 

公式のイベントじゃなくても、遊園地とかでヒーローショーをやってたりするんですけど、その時はやっぱり主役のエグゼイドと二号ライダーのブレイブ、まあでてスナイプくらいなんですけど、ポッピーをはじめ、敵キャラや仲間の最終フォームも拝めて大満足でした。

実際あのガワ着てアクションしてるんだなーと思うとね、感慨深い。

会場は中野サンプラザなんですけど、レーザーやらスモークの演出、映像とのコラボがすごかった。俳優さんが変身ポーズとって、スモークとマッピングに隠れてる間にガワが現れたりとか、興奮するね。

 

関係ないけど2部でスモークが関係ないところで止まらなくなって笑ってしまった。火事???

 

2部 キャストトークショー

休憩を挟んでキャストトークショー

エグゼイドメンバーはトークを回せる人が少なくてワチャワチャしてる間に終わったりするのが常なんだけど、今回は1、2部にラスボス・檀正宗役の貴水博之さん、ファイナルには加えて尼ヶ崎恋役の小手伸也さん、院長の博多華丸さんがいらっしゃったからいろいろ拾ってくれたり回してくれてありがたかった。

 

中でも小手さんは面白いの知ってたんだけど貴己さんが面白すぎてびっくりした。そしてめっちゃいい人…

発言するときに「僕普段歌歌ってるんで立っちゃうんですよー」とかいって椅子から立ち上がってトークするし、なんか誰かがいじられたらフォローするし、株が上がりまくっていた。

 

若手?でトークが面白いのは安定の神こと社長こと檀黎人役の岩永徹也さんでした。

何しゃべっても爆笑の連続で、頭がいい人は意味わからんなあと思いながら楽しませていただきました。

最初は演技が下手すぎて「やばいやつおるな…」と話題だったんですが、途中から振り切れた演技と命を削るかのような熱演(確か死ぬときコンクリ掻き毟りすぎて爪が割れて救急車に乗った)にツイッタートークショーでの不思議ちゃんぶりにいつしか皆が虜になっていましたね。

 

最近は頭の良さを生かして?クイズ番組に引っ張りだこの神。このままタレントになるのかな。ご活躍楽しみにしています。

めちゃくちゃ資格持ってたりテラハにでてたりで経歴が意味不明なんだけど、

 

 この発言ですごいかっこいいなーって思った。後悔しないように生きたいよね。

 

好きな瀬戸利樹くんはトークがぜんぜんうまくならず、思い出の写真をスクリーンに出してコメントするコーナーでもしまらず「顔だけ王子〜」といじられていました。かわいい。顔面がいいので許されてるんですよ…わかりますか?!

トークは本当にダメだけど、一年間通して安定した演技を届けてくれてよかったな。しゅじゅつって言いにくそうなのは変わらなかったけど!笑

 

 人生初の貰い泣きをした 

トークショーが終わって、最後の挨拶をキャストの皆がする。

最年少?のレイナちゃんが涙ながらに感謝の辞を述べる。

ニコはちょっとヘイトがたまりそうな役でもあったので叩かれたりもしただろうなー大変だったな。と思いながら見つめる。

いつも盛り上げ役の小野塚くんが「ちょっとやばいんで…」と話を切り上げたり普段感情を表に出さない松本くんが男泣きしながら病気の方からのメッセージで勇気付けられたことを語ったあたりからやばかった。

 

松田るかちゃんもいってたけど、卒業式とかで泣いたことがない私。

皆がいる前で、誰かが泣き出すと途端に冷めちゃったりする。

でもるかちゃんが「うそでしょ?!」といって泣き出すと私も貰い泣きをしてしまった。 

 

一年間、ほぼ演技経験がないもしくは少ないメンバーの成長を見守ってきて、また新たな舞台に旅立っていくメンバーを見ているとぐっとくるものがある。

 

続く瀬戸くんは子供みたいにうえっうえっと泣きながら「みんな頑張りましょう!」とか言い出して泣きながら大笑いさせられた。

 

最後に小野塚くんから主役の飯島くんにサプライズで色紙が渡される。

キャストみんなで書かれた色紙。これには飯島くんも大泣き。顔を真っ赤にして泣きじゃくっていた。

実はふだんの素振りとか言動がオラオラしててあんまり好きじゃなかった飯島くん。子供もいるイベントなのに発言気をつけてほしいなーとかよく思っててひたすらいい印象がなく、一年間好きになれなかったなーと残念に思っていたのですが

「北海道から出てきて右も左もわからず、駅は多いし暑いし、イベントでは面白いいことも言えずすべって…」

と吐露し始めたときに、ああ、20のふつーーーの男の子だったんだなと感じ入る。関西に住んでる私だって東京は怖いもん(笑)北海道だとね。びっくりするよね。

すごく気を張っていたんだね。いきなり主役だもんね。

最後までお疲れ様でしたと気持ちよく思えました。

 

いきなりぶったぎりますが、キャスト全員を好きになれてよかったなーと思えるファイナルイベントでした。

みなさまお疲れ様でした。もう役の姿で会えないんだなと思うと寂しい…

今後の活躍を祈ってます。

 

初めてライダーを一年追っかけて、楽しかった!色々あったけど!

次のビルドは楽しく見てるけどはまるまでいってないのでどうかなー?

 

 

 

 

ありがとう『仮面ライダーエグゼイド』!〜ファイナルステージ&番組トークショー感想・序章〜

仮面ライダーエグゼイドファイナルステージ&番組トークショー』、通称ファイナル、15日1部・2部・そしてスペシャルを見てきた。めちゃくちゃよかった。

キャストやスタッフにはまずは一年間、お疲れ様でしたと伝えたい。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

 

 

ファイナルの感想を書くまえに、なんでエグゼイドにはまったかなどを書いてしまったら長くなってしまった。適当にお付き合いください。

 

 

 舞台系の若手俳優おたくをやっていると、いつかは通る…もしくは避けるもの、それが特撮。

仮面ライダー鎧武の時は二次元おたくをしていて、三次元には興味ないやーとスルー。ペダステにはまった時に村井君と鈴木拡樹くんがでていた過去作品のディケイドを見るが出演回だけでは意味がわからずなんか可愛いこおったなくらいで終わる。

 

その次のドライブは戦国鍋にはまった後だったので滝口幸広君がでてる!ということで見たものの独特の世界観とVFX?、そして子供のために用意されているだろうクソギャグになれず試聴を断念してしまった。仲良くしている友達二人がマッハという2号ライダーにだだハマりして、置いてけぼり感を味わいながらも、ファイナルのチケットを血眼になって探し、ガワのショーに東奔西走している様をぼーっと眺めながら楽しそうだなあと思っていた。

 

仮面ライダーを見るのには幾つかの関門がある。

 

まず日曜日に8時に起きることがハードルが高い。だって休みの日ぐらい目覚ましかけずに寝たいやん!

そして子供作品ゆえの謎のギャグ(これが結構寒い)

一年間もあるのでだれるetc・・・

 

そんな数々の関門をクリアしてくれたのが『仮面ライダーエグゼイド』だった。

 

話数制限とわかりやすいカラフルなガワによって物語に関係ないギャグが生まれず、脚本家が一年間通して同じ人が書いてくれたこともあって齟齬もうまれなかった。

スピーディーな展開と毎回の引きの強さで次の週が楽しみで仕方なかった。

 

長くなりそうなので短めに話すと、エグゼイドの前にアマゾンプライムで配信していた『仮面ライダーオーズ』(アミューズのハンサムライブで好きになった渡部秀君目当てで試聴したら面白かった…)、『仮面ライダーアマゾンズ』(オーズの脚本家であることと13話というコンパクトさで試聴。残酷で過酷なストーリーにだだハマりする。イベントも行った。)を試聴していたのでかなり特撮に耐性が付いていたことも大きい。

 

そう、特撮って慣れが必要なのだ。

 

あとはエグゼイドのキャラの中の鏡飛彩が好きになったことがでかい。

天才外科医で病院の院長の息子でクールキャラかと思いきや激昂しやすく甘いものが好き。

変身した姿は中世の騎士をモチーフにしたガワ、仮面ライダーブレイブ。

信念が強く、責任感も強い。それゆえに不器用。

 

ドストライクのキャラ造形だった。

私が二次元で好きなキャラを書き出すとわかっていただけると思う。

例えばタイバニのバーナビーブルックスJr、例えば黒子のバスケの緑間真太郎、例えば弱虫ペダルの今泉俊輔。びっくりするぐらいブレないキャラ嗜好。

 

加えて演じ手の瀬戸利樹くんが美術品のような美しい顔だった。役を離れるとポンコツキャラなのも最高に可愛かった。

瀬戸君のプレゼンはここにあるので割愛。よかったら。

tokkochan.hatenablog.com

 

2年前の私がみたら驚くだろうなと思う。

 

今じゃガワのショーを見に行ったり、毎週8時に起きたり(今期から9時になったけど)映画の舞台挨拶に朝から夕方まで同じ映画をなんども見続けた。

おもちゃも少しだけど買った。今私のテレビボードにはブレイブとスナイプとエグゼイドの食玩が飾られている。

 

話としては中盤までが好みで、ラストがちょっと普通の「仮面ライダー」しちゃったなというのが残念であったけど、それでも初めて自分がニチアサのライダーを完走できた作品として大切な作品になった。

 

 

全然ファイナルの感想まで行き着かないですね。次に書きます。

今回は序章ということで。